カラーベスト屋根とサイディング壁のお宅です。
海から吹いてくる潮風を気にされていました。

レンガを積んだような模様のサイディングでした。今回は単色仕上げなので赤茶色の部分と目地の色は同じ色味になります。

屋根の着工前です。元々濃い緑色だったそうですが、紫外線の影響で色褪せた状態です。 普段目にしない箇所なので劣化の具合が分かり難いです。

仮設足場の設置作業です。風にあおられて傾かないよう、水平や垂直を確認しながら作業を進めていきます。

仮設足場の設置が完了しました。皆さんが思っている以上に塗料はちょっとした風で 周りに飛散してしまいます。近隣のお宅にご迷惑を掛けない為にもネット養生は不可欠 です。

シーリングは時間の経過と共に硬化したりやせ細ったりします。メンテナンスが不十分だと雨漏れや外壁の膨れにつながるので要チェック箇所といえます。

真夏の３５℃以上から冬の氷点下まで、年間を通しての気温差により外壁は収縮を繰り返します。緩衝材の役割を果たすシーリングは我が家にとって非常に大切な場所なんです。

高圧水洗浄の作業です。水圧が低いと汚れが残ってしまい、逆に高すぎると材質を傷めてしまうので、そのお宅に合わせて調整しながら作業を進めます。

蓄積された汚れや古い塗膜を丁寧に落としていきます。洗浄が不十分なまま塗装をしてしまうと塗料の密着度が下がってしまい、数か月で剥離してしまう事もあります。

カラーベストの屋根には縁切り施工が必要です。これは重なっている箇所の隙間が塗膜で塞がるのを予防する為です。写真のように隙間に縁切りの部材を差し込んでいきます。

屋根の下塗り作業です。塗装工事の肝になる工程です。この作業の良し悪しで塗装の寿命が決まると言っても過言ではありません。丁寧に作業を進めるのは当然ですが、施工時の天候や湿度などにも留意して行います。

下塗り完了後に上塗り（中塗り）作業です。ローラーや刷毛を使い、塗りムラや塗り残しが無いように作業を進めます。

屋根の塗装が完了しました。今回は工事前に色見本を参考にして塗装色を決めたのですが、日光の当たり具合や塗る面積によってはイメージと異なる場合があります。試し塗りをしてお客様に確認してもらってから塗り始めました。

最近では太陽光パネルを設置しているお宅も増えてきました。刷毛が届く範囲でしか施工が出来ないので、事前にしっかりと説明する必要があります。

外壁の下塗り作業です。屋根は無色の下塗り材でしたが、サイディング壁には白色の下塗り材を使用しました。凹凸に沿って塗り残しが無いよう作業を進めます。

外壁の下塗りが完了しました。充分な養生期間をおいて上塗り（中塗り）作業へ移ります。

外壁の上塗り作業です。一般的に上塗り作業は２回塗り（中塗り+上塗り）を行います。 悪質な業者さんは２回塗ると言いながら１回塗りで済ませるそうです。 見積もり価格も大事ですが、業者さんの選定も非常に重要です。

塗装作業を終え、仮設足場を解体して完成です。今回は屋根にフッ素樹脂塗料、外壁には シリコン樹脂塗料を使用しました。壁に比べて屋根の方が紫外線の影響で傷みが早いので このパターンが主流になってきました。A様、お世話になりました。